新幹線の車中、あるニュースが電光掲示板に流れていた。超党派による、終身刑を創設しようという動きを伝えるものだ。日本で終身刑という言葉が語られるとき、それは一生刑務所から出てくることのできない「仮釈放のない」終身刑を意味している。しかしながら、仮釈放のない終身刑を刑罰として採用している国は、実は世界的に見て少数である。終身刑という訳語を当てて紹介される諸国の刑罰は、実は日本の無期懲役に相当すると考えた方が妥当な場合が多いようである。
いずれにせよ、我々の自由を著しく制約する刑罰制度を考える前提として、その正確な情報が必要である。終身刑の創設云々の議論の前提として、最低限下記のサイトは参照しておくべきだろう。
無期懲役刑に関する誤解の蔓延を防止するためのホームページ
追記)
未だに、"無期懲役になっても10年そこそこで刑務所を出てくることができる"というデマを"信仰"している人は、以下の記事も参照して下さいな。
第108矯正統計年報
獄中41年から見る刑事処遇〜無期刑の傾向を踏まえつつ〜
無期刑囚の服役期間

