2007年08月24日

ちゃんとした日本語を書こうと思ったら…



 前にも紹介した本多勝一著『日本語の作文技術』。俺は、本多勝一集でそれを読み、目から鱗が落ちた。その後、座右の書とすべく、新装版の同書を購入して持っているのだが、今日友人のやっている喫茶店で文庫本の同書を見つけた。

 友人がいらなくなった本を整理してダンボールの中に詰めていたのである。古本屋へ持って行っても値が付かないだろうから、ある施設で利用して貰うために整理していたようだ。その中に、本多勝一の文庫本が3冊あり、その内の1冊がそれだった。
 同書には、新装版には載っていない幾つかの章も掲載されているので、遠慮なく貰って来た。その巻末に、多田道太郎という人が解説を寄せている。冒頭、次のようにそれは始まっている。

「ちゃんとした日本語を書こうと思ったら、まず、勉強に本多勝一氏の『日本語の作文技術』を読め。これが私の持論である。」

 同じ文章が同解説中に、数度出てくる。俺も、失礼ながら文章の下手な友人に同書を勧めたことがある。その友人は確かにそれを購入したのであるが、ちゃんと読んで理解したかどうかは分からない。その後、文章が巧くなったとは思えないので、読んでいないのかも…。
 いずれにせよ、先の解説者の一文は、俺のこの書に対する思いと全く符合する。世には、ハウツー本と称されるものが溢れかえっているが、中身の乏しい物ばかりだ。真にハウツーと呼べる価値ある中身を持つもの、即ち技術を教えている本とは、こういうものを言うのである。

【関連】
『新装版 日本語の作文技術』
posted by 闘うリベラル at 16:56| Comment(4) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
夫に大おすすめされて買ったものの、まだ積んであります。
かれこれ4年ほど・・・。(^_^;)

これを機会にちゃんと読みます。
ええ、読みますとも!!
Posted by 水葉 at 2007年08月24日 23:33
 水葉さん、こんばんは。
 それはそれは、識見のある旦那さまですな。まあ、この本のエッセンスは、第三章 修飾の順序と第四章 句読点のうちかた とですから、そこだけ"ちゃんと"読むだけでも価値ありですな。
 標記の解説者も次の通り書いています。
 「小声で言っておくと、ごく忙しい目にあっている人は、全巻を通読しなくてもいい。第一章から第四章まで読めば、それだけで確実に、文章はよくなる。この本はそういうスゴイ本なのだ。」
 俺は、優しいでしょ、なんせ第三章と第四章だけでいいって言っているんだから(笑)。
Posted by 闘うリベラル at 2007年08月24日 23:45
 文庫本を三回買いましたね。二度知人に読むように勧めて帰ってこなかったので今現在三冊目が本棚にあります。私の作文に最も大きな影響を与えた本です。いっそ国語の教科書にしてしまった方が良いくらいな良書ですね。子ども達相手に読むように懸命に説得しています。
Posted by アッテンボロー at 2007年09月03日 23:03
 アッテンボローさん、こんばんは。
 本を知人に貸すと返ってこないことがあるので、要注意ですな(笑)。ちゃんと読んでくれているならまだしも、読まずにどっかに置き去りにされたのでは本がかわいそうです。
 確かに、「文章の書き方」の教科書にして欲しいですな。とは言え、日本の学校教育の国語はほとんどが読解中心ですからな。ちゃんと文章の書き方を教えないといかんと思うのですがね。
Posted by 闘うリベラル at 2007年09月04日 00:55
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