2006年12月09日

横浜事件再審控訴審傍聴

 昨日7日に、東京高等裁判所第102号法廷にて、横浜事件の再審公判の第2回期日が行われた。確か、傍聴席68に対して78人に傍聴整理券を配布したと抽選直前に係りの人間が言っていたな。午後1時過ぎに、パソコンで抽選し、当選番号がホワイトボードに貼り出された。当る確率は高かったら、まあ大丈夫だろうとは思っていた。俺が受け取った整理券番号7は、無事当選。1番の人が外れていたな。気の毒に。

 さて、午後1時半開廷予定の公判は、ほぼ定刻通りに始まった。第1回期日に、裁判所が実体審理に入らず結審しようとし、何とか今回期日で弁護人が弁論する機会を確保したという経緯があり、言ってみれば既に結果の見えた公判であったがゆえに、単なる形式としか俺には感じられなかった。検察官は、手持ちぶさたな風でちゃんと聞いてんだか聞いてねえんだか分からねえし、左陪席裁判官は起きてんだか寝てんだか分からねえし。

 そもそも再審の原審たる横浜地裁が「免訴」で逃げやがって、それを今度は高裁が「上訴の利益なし」で簡単に片付けようってわけだ。何のための再審か全く分かっちゃいねえんだな、腐れ官僚裁判官たちは。大事なのは、自分たちの保身だからな。下手に「まともな」判断すると、先の大阪高裁の裁判官のように自殺しないといけないからな。日本の今の官僚裁判官制度を前提としている限り、裁判において自由を確保することは不可能だな。検察官も裁判官もそれ以前のキャリアを前提とすることなく、司法修習後任官し、官僚機構の一部としてキャリアを積んでいくことになる。行政機関の官僚と何ら変わることはないのだよ。行政機関の官僚たちが決して国民一般の福利の増進などを目的に働いていないのと同様、検察官・裁判官も国民一般の自由の確保や人権の保障のために働いてはいないのだよ。

 自組織の防衛や自己の保身を第1にしか考えることのできない官僚組織としての検察・裁判所の在り方は根本的に変革するべきだ。検察官は、真の公益の代表者として選挙を通じて一定期間選任するなどの方法に改めるべきだ。また、裁判官も在野での弁護士経験を一定期間積んだ後に一定期間選任するなどの方法に改め、キャリア制を廃すべきである。

 日本の刑事司法は全くの機能不全である。冤罪大国ニッポンを改善するための課題は山積し、改善は急務であるが、その認識のあるニッポン人はごく一部だろう。難儀な道は続く。

ついで)
 SOBAさんが、植草さんのバナーをつくっていらっしゃったので貼っておいた。植草さんにかけられた被疑事実の真偽を判断するに必要十分な情報を俺はもっていないので、その点は分からん。但し、権力が目障りな人間を陥れることがあるのは事実として知っている。また、例え被疑事実が真であったとしても、日本の逮捕・勾留などの身柄拘束が不当に長いこと、「人質司法」と言われ保釈がなかなか認められない法運用は、近代刑事法においてあるまじきものである。実際には罪証隠滅や逃亡の恐れなどがないことを知っていながら、身柄拘束を続ける捜査当局及び保釈を認めない裁判所の法運用は許されるべきものではない。

【関連】
住基ネット違憲判決の大阪高裁判事自殺
【治安維持法/共謀罪】「横浜事件」緊急ビデオ上映会
横浜事件再審公判 判決 2月9日
posted by 闘うリベラル at 00:12| Comment(1) | TrackBack(1) | 横浜事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も昨年中村哲さんの講演会に行きました。その後今年の4月ごろNHKで7回ぐらい放送した番組も録画してあります。自衛隊イラク派兵差止訴訟の原告でもあります。その1審の裁判官も酷いものです。今ワーキングプアを見ていますが今の社会の酷さをあらためて痛感しています。
Posted by 松本清張 at 2006年12月10日 22:25
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/29240769
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

ヨコハマたそがれ司法の談合
Excerpt: 「横浜事件」の再審判決公判で、横浜地裁は元被告5人に免訴を言い渡す。横浜事件再審:次回公判で結審へ…控訴棄却の公算大 戦時中に共産党再建の謀議をしたとして、出版社社員らが治安維持法違反で有罪判決を受け..
Weblog: 競艇場から見た風景
Tracked: 2006-12-21 00:22
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。