編集発行:横浜事件の再審を実現しよう!全国ネットワーク
発行日:2006年4月15日
頒価:500円(税込)
郵便振替:00130−2−118634
加入者名:横浜事件全国ネット
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先の横浜地裁における再審公判では、極めて形式的な理由に基づき免訴判決を言い渡された「横浜事件」。その判決文、関係者の声明、弾圧被害者遺族の意見陳述書がまとめられているのが本書である。
折りしも、思想・言論を弾圧し、拷問による獄死者をも出した横浜事件なるでっち上げ事件を生んだ悪法・治安維持法を髣髴とさせる共謀罪が現在審議されている。この法案の危険性は、まさに横浜事件という現在尚引き続いている歴史から学ぶことができる。
ぼーとやり過ごしている一般市民、権力者に盲従している若者達には、是非本書の被害者本人の声、遺族の声から何がしかを学んで欲しい。治安維持法・共謀罪なる悪法は、左右の思想の違いなど問わずに、我々に襲い掛かってくるのであるから。
以下、若干引用する(赤字は引用者が強調)。是非、発行団体から購入してご覧下さい。
(42頁)その当時、非国民という言葉が何かというとすぐ口にされ、それを言われたら身をすくめて生きるしかなかった。この言葉とともに個人の生活、服装の規制などはもちろん、心の中にまで土足で踏み込み、思想信条の自由を踏みにじることが許される、その恐ろしさを今日では知っている人は多くないであろう。治安維持法はそれを奨励し、社会を金縛りにして窒息させ、戦争遂行の主役を果たし、さらに日本の学問、芸術、教育の発展を著しく阻害した、と思う。
(57頁)・・・「これくらいのことでやられたのか?」と戦後の−現在の若い人たちが戦前戦時の言論弾圧や発禁事件に対して抱く感想は当たらない。まるで時代がわかっていない。ファシズム−軍国主義の時世がどれほど暗い、反人間的なムードに圧倒されていたか、をわからせることはむつかしい。独裁権力の下では左右を問わず非人間的−反人間的になる様子はリクツの上ではわかる筈だが、実際には理解できない。あるいは「理解はできてもわかっとらん」のだ(1977年1月2日)
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