2004年06月17日

選択される「人殺しの日」

 人間社会で、許された「人殺し」が存在する。戦争と死刑だ。

 人を人が殺すということを「国家」なるものが許す野蛮は20世紀の遺物にしたかったが、残念ながら未だ続いている。戦争論、死刑論を論ずるのはひとまず措いて、日本における死刑執行の実態について若干記しておこう。

 記憶によれば、3年半くらいの死刑執行の空白期間を経て死刑執行が時の後藤田法務大臣によって再開されたのが1993年のこと。以後、年に1回から2回、毎年必ず日本でも死刑が執行されている。

 その執行日は、実は以下の条件の下、選択されていることをご存知だろうか。

1 国会閉会中
2 週末の金曜日など連休前
3 その他政治家が動きづらい時期

 なぜ、上記の条件に合致する日を選んで法務省当局は死刑執行を行うのか?理由は、次のように言われている。

 「国会閉会中」なら国会において議員から死刑執行に関する事実の追及を受けずに済む。そして、「週末」は議員達は選挙区へ帰り、やはり法務省に対する抗議や追及をしづらい。それに、土日は法務省は対外的には「お休み」だから対応しなくて済む。3も似たようなものだろう。昨年、死刑の執行があったのは、記憶によれば、自民党総裁選挙真っ只中の時だ。当時の死刑廃止議員連盟会長の亀井静香氏は総裁選挙でそれどころでは無い時だった。

 上記の条件に合致するのが今だ。明日は、金曜日。これから参議院議員選挙の告示までの間に死刑執行があるのではないかと言われている。

 「正義」の名の下において許された「人殺し」。正義ならどうして、そうコソコソするのか?法務省は、以前の中村某法務大臣(この人もおかしな人だったが)の時から、執行の事実のみをFAXでマスコミに知らされるようになったが、それより前は、執行の事実すら法務省は認めなかった。年に1回だか発行される法務省の年報で死刑執行欄に数字が記載されるだけだったそうだ。

 詳細は、以下のページを参照のこと。

http://www.jca.apc.org/stop-shikei/


【TB】
7月に 死刑執行か??? 国会会期 法務省


posted by 闘うリベラル at 22:32| Comment(0) | TrackBack(3) | 死刑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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